Ｆｒａｊｉ ♪

もっと生きて欲しかった。
もっと頑張って欲しかった。
もっと一緒にいたかった。
それは残される側の
思いだけです。

人も動物もその人生はその人その動物のものです。

それをコントロールする事はできません。
すべきでもありません。

ぼくは獣医として
動物の命のコントロールをしてると
勘違いしてた時期があった。

「治療をしないと長生きできない」
「治療しないと苦しむ」
「治療することが動物のため」
治療することで動物の命をコントロールできると思ってた。
　　
何様なんじゃっていう時期があったね。笑

動物の命をコントロールすることなんてできないしすべきでもないんだよね。

ムリにコントロールしようとすると動物の体に逆らうから

動物を苦しめたり
いい結果にならなかったりすることがあるのさ。

動物と向き合い、動物自身をみて動物の体を診て触って感じて体の声に耳を傾け

逆らわず、受け入れ

体の自己治癒力、免疫力など体の力を邪魔しないようにちょっと手助けして

サポートするのがぼくの役目
　　
「オレが治してるんだ」
「オレが治療してるんだ」
「オレの言うこと聞かないとよくならないんだ」

なんて思い上がりも甚だしいね。　
そんな恥ずかしい時期があった。笑

その子その子の命があって薬を飲まない、治療を拒否する子は

それを動物が望んでるならそれを受け入れてあげるのもぼくら飼主の役目だと思うのさ。

薬を飲まないことで例え寿命が短くなってもそれがその子の生き方なんだと思う。

ぼくら飼主が治ってほしい。
旅立ってほしくない。
長生きしてほしい。

と願ってもそれを動物が受け入れないなら

イヤがる薬をムリやり抑えつけて強制的に飲ませるよりも

その子の意思を尊重する
ことも大事だとぼくは思う。

動物と少しでも一緒にいたい
生きていてほしい
側にいてほしい
失いたくないと

飼主なら動物の命を
コントロールしたくなるけど
動物の命は動物自身の命であって

ぼくら飼主がコントロールするようなもんじゃないんだよね。
動物自身の命を尊重したいね。

この言葉を聞くとね、
ほっとする。
心から
すぅ〜っと
力が抜けてね、、、
今までFranさんを失った
辛さ、悲しみが、、
ほんわりと、和らぐ。

Franさん
治療なんて冗談じゃないよ、
勘弁してくれ！って思ってたんだろうね。
だから
私に悟られない様に分からない様に
旅立ったのかなぁ〜

Franさん
それが出来て良かったね。
私に悟られたら
あの時もしかしたら
ステロイド
飲まされ
続けたかも知れないから。。
ね。